ココロとカラダの健康

うるおい、足りてる?「薬膳」と「水分補給」について学んでココロもカラダもうるおう♪

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セミナー開催の様子

冷えた外気やオフィスのエアコンの風が、私たちからうるおいを奪っていく今日この頃。お肌だけじゃなく、私たちの体の中も乾燥しているって知っていましたか?腸が乾燥することで、お通じにも影響が出るそうで、今の時期、便秘がちになるのはそうした理由もあるからなのだとか。

そんな驚きの事実を教えてくれたのは、先日、みなとみらいで開かれた神奈川県主催の「ココロとカラダを整えるセミナー」。神奈川県の働く世代の女性が約40人参加した同セミナーの様子をレポートしますので、ぜひ“未病対策”の参考にしてみてくださいね。


乾燥や体力低下が気になる季節、何を食べる?

まず1部では、資生堂 ブランド価値開発研究所所属の研究員・深澤さんが「薬膳」について教えてくれました。

「薬膳のベースには『心身一如(しんしんいちにょ)』という考え方があります」と深澤さん。「心と体はひとつであり、互いに影響しあっているという考え方」で、心がモヤモヤすると、体に頭痛などの症状が表れたり、体の具合が悪い時は心が晴れない、といったことを指します。だから、心も体も、どちらも整えることが大事なのだそう。

更に、「自分の体と今生きている環境を切り離すことはできない」という意味の『身土不二(しんどふじ・しんどふに)』では、「その環境で生きているものは、その環境に耐えうる力をもっている。例えば、ジメジメした暗いところに生えているキノコを食べると、ジメジメした環境でも生きられる」という薬膳的な考え方もベースにあることを教えてもらいました。
こうした考え方をもとにすると、秋から冬にかけて、乾燥しだすような季節には、リンゴ、白胡麻といった、うるおいを与えてくれる白い食材を摂るのがいいのだそうです。また、体力が低下したり、感染症にかかりやすくなる冬は、精をつけられる「黒い食材」を摂るのがいいのだとか。例えば黒ゴマなどがあり、黒ゴマはアンチエイジングも期待できるようですよ。

特にリンゴは「肌だけでなく、腸をうるおす作用があるので、外の空気が乾燥することで体の中の水が不足する今の時期の便秘対策になります」と深澤さん。同じくうるおいをもたらす作用がある蜂蜜を一緒に食べると更に良いそうです。

水分が足りなくなりやすいのはどんな人?

続いて2部では、大塚製薬の永岡さんが「水分補給」について教えてくれました。「水分補給?多めに水を飲んでいればいいんじゃないの?」と思ってしまうかもしれませんが、実はそうでもないようです。
水分が足りていない状態としてイメージしやすいのは「たくさん汗をかいたのに水分補給が足りていない人」ですが、実は

  • 筋肉量が少ない人
  • アルコールをたくさん摂る人
  • 食事を3食摂っていない人

も、水分が足りていないのだとか。

まず、“筋肉量が少ない人”ですが、「筋肉は体の中の水分を貯蔵するタンク役割を担っている」ため、筋肉が多い人は体に水分量が多いそう。「逆に、以前と比べて脂肪による体重増加を感じてるという人は、意識的に水分を摂ってください」と、なかなか知ることができないアドバイスをいただきました。

次に、“アルコールをたくさん摂る人”。お酒を飲むとトイレが近くなりますよね。飲んだ分だけトイレで出ていると思いがちですが、深澤さんによると、「例えばビールを1,000ml飲んで排出される尿量は約1,100ml。摂取したお酒の量以上に、出ていく水分量の方が多く、お酒をたくさん飲むと体は脱水状態になってしまう」ため、脱水状態になった体は、体内の水分と電解質(塩分)濃度のバランスが崩れた状態になってしまいます。

そして、“食事を3食摂っていない人”。「サラダ、塩サバの焼き物、納豆、きゅうりの塩漬け、ごはん、みそ汁といった典型的な和食のメニューでも、水分は約500mlが摂れます」。代謝水といわれる、食事から摂取した栄養素が体内で分解される際に生成される水を摂取できるため、「忙しくて食事を摂れなかった時などは、意識的に水分を摂ること」が望ましいそうです。

水だけではうるおい不足!“イオン濃度”にも注意して

また意外にも、水ばかり飲んでいるという人も、体が水分不足になっている可能性があるのだとか。体液には電解質が含まれているので、「発汗などにより、水分と電解質(塩分)が失われた状態で、水やお茶などのイオン(電解質)を含まない飲み物を摂り続けると、体液が薄まってしまう一方で、もうこれ以上水分を摂りたいと思えなくなり、結果、脱水状態になってしまいます」

こうしたことから、「効率的に水分を補給するには、イオン(電解質)を意識するのが大切です」と永岡さん。日頃、市販の飲料を購入する場合は、成分表示の中で、「食塩相当量」という項目に注目し、食塩が100ml中、0.1~0.2g程度含まれているもの(食塩水0.1~0.2%)を選ぶようにするといいそうです。

日常に“未病対策”を!

セミナーの最後には全員で「椅子ヨガ」にチャレンジ。
大塚製薬エバンジェリストでヨガ瞑想インストラクターの菊地さんによるリードで、椅子に座ったまま、呼吸法から始まり、凝り固まった体や頭をグッとほぐすと、参加者からは

  • 短い時間で全く座った時の身体がかわるのを体験できた
  • 気分転換になりリフレッシュできました
  • 背すじが伸びそう、冷えが良くなりそう

などの嬉しい声が聞こえてきました。

今回参加された働く世代の女性の皆さんのうち、約4割の方から運動をほとんどしないとの回答がありました。仕事や家事など忙しい毎日に集中してしまいがちですが、意識的に自分の体に目を向ける時間をもつのは大切ですね。

この記事で少しでも運動に興味をもった方にオススメしたいのが、未病女子TV!スキマ時間のちょっとしたヨガからしっかり汗をかきたいときのトレーニングまで幅広く掲載しているので、気分にあわせて選んでみてくださいね。

ぜひみなさんもこの記事を参考に、普段からできるちょっとした“未病対策”をとりいれてみてはいかが?

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