生活習慣と健康
お酒との上手な付き合い方
新入生歓迎会、文化祭の打ち上げ、女子会などなど・・・
20歳を過ぎれば、お酒を飲む機会も沢山あると思いますが、男性に比べ、
女性はお酒による体のダメージを受けやすいのです。
その理由は?
- 身体が小柄なため、同量のアルコールでも負担が大きくかかる。
- 体脂肪が多いため、油に溶けにくい性質のアルコールは体内に吸収されにくく、血中のアルコール濃度が上がりやすい。
- 女性ホルモンであるエストロゲンはアルコールの分解を抑える働きがある。
適量は男性の半分!女性の1日の適量のアルコール量は10g
<例> ビール中瓶半分ワイングラス1杯弱
その他にも女性特有の現象
- 男性に比べ早期に肝硬変やアルコール依存症になりやすい。
- 乳がんや胎児性アルコール症候群などの女性特有の疾患のリスクを増大させる。
- 胎盤を通じて赤ちゃんにもお母さんと同じ濃度のアルコールが届いてしまうため、少量の飲酒でも、妊娠中の女性が飲酒すると、生まれてくる赤ちゃんに体重の減少・顔面などの奇形・脳の障害など、さまざまな悪影響が出てくる可能性がある。
お酒と上手に付き合うには・・・
- 寝る2 時間前までに切り上げる
- 食べながら、飲み、アルコールによる負担を減らす
- 会話を楽しみながら、ゆっくり、自分のペースで飲む
- 栄養成分表示を見て、エネルギーも確認する
- 気分が良くなる程度の「ほろ酔い」でやめる
- 飲む前にお茶やお水を1杯以上飲んで、アルコールの吸収をゆるやかにする