ココロとカラダの健康
骨量低下
ダイエットで「骨スカスカ」の危険性
骨の成長は20代まで。女性は、閉経後は男性よりも女性ホルモンが少なくなり、骨粗しょう症が生じやすくなるため、若いうちに「骨貯金」をしておくことが望まれます。
しかし、無理なダイエットによりカルシウム不足になると、骨密度が低下してしまいます。特に、ダイエットとともに極端なUV対策を行ったり、運動不足の状態が続くと、骨量の減少に拍車がかかり、「骨スカスカ」になってしまう恐れがあります。
「出産後に骨折」のリスクも
若い頃の骨量低下は、年をとってから、骨粗しょう症による骨折が原因となる寝たきりにつながるリスクを高めます。(介護が必要となる一因の大腿骨骨折の9割近くが女性)
さらに、近年、妊娠・出産・授乳によって体内のカルシウムが奪われ、育児中に圧迫骨折(ひとりでに背骨が押しつぶされる)が生じる例も出てきています。圧迫骨折になると、体重を支えることが難しくなり、痛みとともに日常生活が困難になります。
骨量不足は、若い女性にとっての重大な「未病」として注意が必要です。