ココロとカラダの健康
ストレスとの上手な付き合い方
ストレスとは、元々物理学の用語で、物体の外側からかけられた圧力によって歪みが生じた状態を言います。
空気が入った風船を指でつまんだ状態をイメージしてみてください。
少し指の力が強かったり、風船自体がもろかったりすると、風船が破裂したりしぼんだりしてしまいます。
日常生活の中で起こる様々な変化がストレスの原因になり得ます。わるいことだけでなくよい変化もストレスになるのです。自分が知らないうちに感じているストレスもあります。
ストレスは人間が生きていく上で避けて通れないもので、自分を成長させてくれるものでもあります。
医学的には、こころや体にかかる外部からの刺激をストレッサーと言い、ストレッサーに適応しようとして、こころや体に生じたさまざまな反応をストレス反応と言います。
「ストレスが溜まってる!」こう感じるときは、ストレッサー(刺激)が重なって知らないうちに自分の許容値を超えてしまっているサインかもしれません。
「特に思い当たる理由もないのに、なんだか最近調子がよくない。」こう感じるときも、知らず知らずにストレス反応が出ているのかもしれません。
自分でストレス反応・サインに気が付く前に、未病対策として、「ストレッサーに対する耐性をつける」ことで、毎日を快適に過ごすことができます。
きちんと食べて、よく運動して、よく寝る
自分が健康でないと、風船がもろい状態なので、指でつままれたとき風船はすぐしぼんでしまいます。
健康の源は、食べて、動き、寝ることです。
気分転換をする
普段から頑張っているあなた。パンパンに張り詰めた風船の空気を少し抜いて、指でつままれたときにはじけてしまわないように少しゆとりを持ちましょう。
そのために日頃から手軽にできる、自分にあった気分転換方法を見つけておくことをおすすめします。
例えば
- 歌うこと、踊ること
- 親しい人とのおしゃべり
- ウォーキング、ジョギング
- 簡単なストレッチ
- 自然に親しむ 等
監修:久保クリニック/水野 千鶴先生