骨粗しょう症
体の中では、古い骨を溶かして新しく作り直すという、新陳代謝が行われながら骨の量が調整されています。女性ホルモンは骨からカルシウムが溶け出すのを抑制する効果があるため、女性ホルモンが減ってくる更年期から急に骨密度が低下することがあります。骨密度測定などでカラダの状態を調べて、骨粗しょう症に注意しましょう。
エストロゲン(※)の減少と骨粗しょう症
(女性の加齢による骨量の変化と骨粗しょう症)
(※)女性ホルモンの一種
藤田拓男:臨床婦人科産科 43(7),677(1989)より改変
山本逸雄:Osteoporosis Japan 7(1),10(1999)より改変
高脂血症
女性ホルモンは、善玉コレステロールを上げ、悪玉コレステロールを下げる効果があるため、女性ホルモンが減る更年期以降での脂質異常症疑いが急増する傾向にあります。
食事改善や体重管理などのセルフケアで、カラダの変化に合わせた生活習慣の見直しが必要になってきます。
- 監修:
- よしかた産婦人科/横浜市立大学附属病院産婦人科 善方裕美先生
- 参考:
- 善方裕美、高田真弓(2017)、最新版だって更年期なんだもーん治療編,株式会社主婦の友社