セルフチェック・健診
2年に1度は子宮頸がん検診を
子宮頸がんの原因は性交渉によって感染するウィルスが主なもので、ウィルス感染後、5~10年で発症する可能性が出てくると言われています。
20歳以上の偶数年齢の女性を対象に検診費用の補助を行っている自治体も多く、検査の頻度のめやすは2年に1回と言われていますが、若い頃から性体験がある、性交渉が多いなどの場合は、特に積極的に検査(年1回をめやす)を受けることが望まれます。
最近、開発されている郵送による検査方法には、大きく分けて、2種類の方法があります。まず、子宮頸部の原因となるヒトパロマウィルスの感染の有無の確認を郵送検査で行う方法があります。感染が確認された場合に、細胞を採取する方法での検査を行います。いわば二段階方式の第一段階を郵送で行って、スクリーニングをする方法です。感染が確認されなかった場合、その時点での細胞診による検査は行わず、一定期間後に再検査すればよいというメリットがあります。
もう一つは、自治体や医療機関などの検査では医師が行う、子宮頸部の採取を自分で行い、採取した細胞を郵送する方法で、自己採取の難しさ等から推奨に値するとは言い難い面があります。一口に郵送検査といっても、全く異なる位置付け・方法のため、注意が必要です。